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Posted by チェスト at

2011年03月10日

薩摩切子。

鹿児島より。

小さい頃はダサイと思っていた薩摩切子。

歴史を知れば、わが薩摩の誇りと思える。


「ぼかし」という技術が特徴で、ぼかしのないカットガラスと比べれば、
やはりそこに漂う雰囲気は違う。位の高い人への贈答品として使われることが多かったそうだが、
そんなシチュエーションにふさわしいたたずまいがある。

なんだろう、ぼかしの技術によって生み出される淡い色、
切り込みの優しさ…
色も高貴な雰囲気を漂わせるものとして一役買っている

赤色は、島津なりあきらの時代に日本で初めて発色に成功した色なんだそう。
「薩摩の紅ガラス」と言われ賞賛されていたとか。

一見黄色がきらきらしていて好みだけど、
そんな背景を聞けば赤色がひときわ高貴で洗練されたもののように感じる。

大きな作品になると何日も職人が時間をかけて作るのだそう。
カットや磨きは、もちろん手作業で行われるからだ。

工場を覗くと、職人さんたちがもくもくと作業をしている。
伝統の工芸品を自分たちが守っている、そういう気概を常に持って
作業されているのではないでしょうか。

by mame  


Posted by satsumame at 16:24Comments(0)