2007年02月17日

地味の美

横浜より



先日、久しぶりに和服を着てお出かけしました。
祖母が母のために仕立て、母が譲ってくれた(勝手に着てるだけかも)
大島を着ていきました。

大島紬。
鹿児島の誇る日本の伝統美です。

私もそんなに和服に詳しいほうではありませんが、
全然和服の知識のない方のために、借りた言葉で簡単に説明すると・・・

数ある紬の中でも、しなやかな「大島紬」は別格のものとして知られています。
和服好きは、紬好きが多いと言われ、その中でも大島は憧れの的なのです。
ひいき目かな?でも、ほんと。

そして、紬はどれもだいたい地味ですが、大島紬も例外ではありません。
丈夫で地味。
ダークな色合いがとっても地味。(色大島や白大島もありますが)

でも、織りや柄の組み合わせを良く見ると、一つ一つがとても美しい。
渋くさらりと着こなせるのが理想なのですが・・・
それは和服を着慣れてもうちょっと年を重ねてからでしょうか。

そういえば、父方の祖母が大島を着て写真をとっていたのを思い出しました。
あの姿、美しかった。
目標にしたいところですが、年に1,2度では・・・無理ですね。

もしかしたら、みなさんのお母さん、お祖母さんの箪笥の中に、
丈夫でしなやかな大島が眠っているかもしれません。



by tokuyu



Posted by satsumame at 01:04│Comments(3)
この記事へのコメント
おはようございます。
確かに母は大島紬持っています。(今のうちにもらってた方がいいかしら・・・笑)
着物を着れる…お洒落ですね。
憧れの・粋・・って感じです。
Posted by reirinn at 2007年02月17日 06:19
年を重ねる度に似合っていく服って世界にもそうないのではないでしょうか。
そう考えると、紬って不思議な着物ですよねぇ。
Posted by 猫飯 at 2007年02月17日 20:42
::reirinnさん::
おはようございます!
意外と母や祖母の世代って貴重なものをサラリと持ってたりしますよね。
ほんとに、粋な世代です。見習わなくては。
ぜひ、今のうちにもらっておいてください(笑

::猫飯さん::
おはようございます。
ほんとに、今の年齢で着るのと年を重ねてから着るのとでは、違う着物に見えるくらいの勢いなのではと思います。
代々譲り受けられるというのもいいですよね。
Posted by tokuyu at 2007年02月18日 08:41
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    コメント(3)