スポンサーサイト

上記の広告は90日以上記事の更新がないブログに表示されます。新しい記事を書くことで、こちらの広告が消せます。

  

Posted by チェスト at

2007年01月31日

大久保考 その1

横浜より。


以前、甲突川のほとりで、かえるの片足にへびが喰らいついているのを見ました。
しばらく立ち止まってみていましたが、かえるにもへびにも動きがなく、
そして、見ている私もつられてじっとしていました。

そんなかえるとへびがいたのが、大久保銅像の下でした。(前置きが長い。)


いつも西郷との対で語られる大久保利通。
かごしまでもあまり人気がないというか、少なくとも西郷ほど尊敬されていない
気がします。


・西郷団地はあるのに、大久保団地はない。
・せごどん(西郷さん)のえんこ(遠行)はあるのに、大久保どんのえんこはない。
・西郷の「敬天愛人」は、おばあちゃんちに飾ってあるのに、
 大久保の残した言葉すらしらない。
・西郷という苗字だと、「西郷隆盛ゆかりなの?」と聞きたくなるけど、
 大久保という苗字でもとくになんの突っ込みもない。
・映画『硫黄島からの手紙』の西郷(二宮和也)は主役級だけど
 大久保(知らない俳優)は明らかに脇役。(でもいい人)


なぜでしょう。
西南戦争で薩摩を敵にまわした罪はこんなにも尾をひいているのでしょうか。
(注:『硫黄島・・・』は関係ありません)


でも、どこかで読んだ大久保の逸話。
国の財政難に私費を投じたとか、子煩悩だったとか。
ほんとはものすごくいい人だったのかもしれません。


今も昔も、国全体に殉じる政治家よりも、地元を有利な立場にもっていく
政治家のほうが、結果的に慕われるのは当然なのでしょう。

きっと大久保は前者側。
地元にとらわれず、国全体をまとめようと必死だったのだと思いたい。
薩摩は敵にまわしてしまいましたが、一国を担う政治家としては、
きっと立派な人間だったはず。


という期待を込めて、『大久保考』と題し、大久保に関する話題を
シリーズ化していきたいと思います。
1回で終わったりして。



by tokuyu  


Posted by satsumame at 00:36Comments(4)